Home » featured, headline, バリ島ドキュメント癒しのリアルバリ?

@リアルバリ リアルストーリー 【インドネシア人の朝食風景】 今朝のなにげない30分の朝食の時間に。。。

2016 年 8 月 22 日 494 views No Comment

今朝の一風景を徒然なるまま

早朝6時半 いつもどおり娘を学校に送り届けては帰り道 インドネシア定番の朝食ナシクニンを買って戻ってきた。

ナシクニンというのは ナシ=ごはん クニン=黄色 ってことで 赤飯ならぬ黄飯といったもので 赤飯同様祝い事や またなぜか日常の朝飯の定番となっている日本で言えば焼シャケ定食といった感じのもの。

そのまま家に帰って食べても味気ないので水も買って海の見えるガゼボに行ってブレックファーストをすることにした。

海の見えるガゼボは ちょうど家の真ん前にあって歩いて30秒くらいのところにあるのだけれど 家にバイクを停めずにそのままバイクで野道を走っていくことにした。

ガゼボには先客のサーファーらしき寝癖のついた白人が波をチェックしていた。

『おはよう』

『おはよう』

それだけの簡単な挨拶だけをしてガゼボに腰掛ける。ガゼボは崖の突端にあってそこに座るとビーチ全体が一望できる。

ロータイドの朝 波は小さくて腰サイズ。潮が足りなくてブレイクが速く誰も海には浮かんでいない。

岬からビーチのヤシの木に向かって規則的に波が寄せている。波音は小さいがいつもと変わらない海だ。

昨日まで肩あたまの波を楽しめていたはずの海が穏やかになってしまった海を 寝癖はぼんやり眺めていた。

『あとで潮あげてきたら きっとできるよ』

なんとなく寝癖が気の毒に思えてオレはそう話しかけていた。

『あ、、、あぁ、、、そうね、、、』

突然 黒い防風防水ジャケットに身を包んだ長ズボンを履いたインドネシアのおっさんに波予報を語られて 寝癖は面食らったような顔をした。

それはそうかもしれない。オレのそれはサーファーが朝波チェックに来たいで立ちではなく 朝明ける前に家を出て朝市帰りに弁当を広げるインドネシア人そのものって感じで完全に景色に溶け混じっていたはずだ。

風景に混じるっていうことはそういうことなのだろう?事情があってここにいるっていうこと。

実際 崖下の浅瀬で投網を投げているのはオレの友人だったりもする。。

彼はしばらくすると『じゃあね また』と言って自分のホテルのある方にへと歩いて行った。

独りガゼボに腰掛けたオレはナシクニンの包みを広げ プレスティックのレンゲのようなもので 黄色い飯と朝食らしくちょこちょこと盛られた惣菜をかき混ぜながら口に運んだ。

少し塩辛く味付けされた焼きそば、カラッと揚げたテンペ、いんげんの煮物、錦糸卵、、、 それに鶏ももの煮つけたものがおかずとして入っていた。

『あぁ これが入ってるから少し値段したのね?』

朝食に鶏肉のゴロッとした煮つけが入っている場合は珍しい。

そして口に入れて また納得した。

『あぁ 昨日の残りね、、、古いのね、、、』

食べておなかを壊してしまうほど古くなっているわけでもなく まぁ少しの違和感を感じただけなのだが 半ば反射的に口の中にあったナシクニンと一緒に崖の下に向かって大げさに吐き出した。

ベベッ!!!

安飯屋のおばちゃんに別段腹がたったわけでもないのに ひとり静かな朝に大きな音が鳴り響いた。

寝癖が帰ってひとりの朝食のはずが吐き出しざまにちらっと人影が背後に見えたのだ。

あらら、いたのね。。。

別の白人カップルが知らないうちに後ろに立っていて 彼らのさわやかな朝の海の景色の間にいきなりぶちまけられた黄色い粒々。。。

そして オレは素知らぬ顔をしたまま 朝食を続けた。

あぁ オレは完全インドネシアの風景に溶け込んでる。

 

食後にグダンガラムを取り出し 火を着けた。

甘い煙がオフショアの風にゆるりゆるりと海の方に流れていく。

至福の時間。。。

後ろを振り向いてみたが先ほどのカップルはもういなかった。

代わりに鈴を鳴らして近づいてくるポチの姿が見えた。

朝の散歩中のようだ。

『ポチィ~』

『???』

朝のこんな時間にこんなところにいるはずもないオレの姿に 一瞬驚いた表情を見せ立ち止まったが 手をパンパンとならしてやると

あ~~~あ!!!!という無言の声と共に一目散に駆け寄ってきた。

どこかの犬にやろうと思っていたナシクニンの残りをポチに与えて オレはその間 残りのガラムを根元までゆっくり楽しんでは 現実からのお迎えポチと一緒に家へと戻っていった。

 

 

 

 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ バリ島情報へ
ぽちっ

Comments are closed.