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@BALI@ <癒しの?バリドキュメント> ジャワの娘16歳 リニ

2011 年 2 月 16 日 2,669 views One Comment

リニがジャワ島からここバランガンへ手伝いにくることになった。

ママウータンと同じ村の出身でまだ16歳の女の子。初めてのバリ島への出稼ぎに持ってきたものはボロボロになった小さな写真一枚だけ。3人の弟、妹たちが映っている。

ママウータン「だってね、ほんと穴だらけのとかの汚い服しか持ってなくて、、、ここじゃあ着れないから もう服は持たなくてイイから、私たちの持ってる服をあげるから、新しいのも買ってあげるから、そのままでおいでって言ったの。」

ウータン★ 「ふ~ん。」

サンダルだけは新しく新調してピカピカの安いサンダルがキッチンの入り口にそろえて脱いであった。そしてオレにとって見慣れたママウータンのTシャツを着た女の子がキッチンに座って緊張した顔で座っていた。

ママウータン「あっ お父さん、リニよ。今度ここで働くことになった。」

リニは口をポカ~ンと開けたまま、目玉が飛び出るくらいにおっぴろげてオレを見上げた。まるでキリンという動物を知らなくて突然目の前に現れたときの人の表情だ。

ウータン★ 「いらっしゃい。」

リニ    「………。」

口も目玉も開いたまま、、、まるでキリンがしゃべったとでも言うかのように、、、w

リニの家族は複雑で、4人兄弟の長女のリニを始め4人のお父さんは全員違うお父さんということだ。

そしてその4人の子供たちはお母さんに育てられているが4人のお父さんからの仕送りその他があるはずもなく、、、

ようするにかなり大変な家計となっているわけである。

ひとりのお母さんに4人のお父さんなんて話は初めて聞いたけれど、、、インドネシアにそういった貧しい家族は数かぞえきれないほどいて、16歳になったリニが家計を助けるために出稼ぎに出るのは当然のことで決して珍しいことではない。働き先が見ず知らずのところではなく同じ村のママウータンを頼ってのことであるから出稼ぎ先としては安心でかなりラッキーな条件でバリに来ることができたわけである。

この場面、初対面の挨拶ができないのはリニが特別礼儀知らずというわけでもなく田舎のインドネシア人が見知らぬしかも外国人のボスと対面して、そりゃもう緊張しないわけもなく、そりゃもう口から心臓飛び出てしまうくらいの、そりゃもうそのまま消えいってしまいたいくらいの、衝撃的な未知との遭遇なわけであって、、、そういう場合は慣れるまでしばらく放っておいてあげた方がいい。

日本人に例えて言うなれば、なんと気なしに友だちに誘われていった初めてのバイト先の店長がアーノルドシュワルツネッッガーだったみたいなもので、しかもいきなりニコニコ「よろしゅう頼むわ~」って慣れたかんじの関西弁で言われたみたいなものだろう。w

リニの、か細いかわいらしい声をオレが最初に聞いたのはそれから一週間後であった。w

………(その2へ つづく)

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